クリス・アンダーソンのMAKERSを読んだ。
製造業界に革命が起こっていて、工場による大量生産ではなく、誰もがちょっとしたアイディアで少量から生産ができるようになって時代がかわる、という話。ソフトウェアの世界はビット、それを実世界の物質・アトムに結びつけることができるようになったという話。しかもその設計図がオープンにされているので、みながちょっとした改善を加えていくことに寄って劇的に進化していく。
製造がCADデータ等の設計図によってオートメーションされているので、1個1個違うものでもコストが変わらずに生産できる。またこうしたことにより、製造が中国など新興国に独占されることなく、先進国でも太刀打ちできる。
またこれらの中小規模のメイカーが資本を集める手段として、kickstarterといった、将来の顧客が直接資本提供することによって、資本を集めるだけでなく、予めどのくらいのニーズがあるかを知ることができる。
オープンソースによるイノベーションがDIY・アトムの世界にも浸透してきている、ということで、読んで熱くなる本だった。なにかしてみたい!
- クリスはWIREDの編集者、ロングテールの提唱者、フリーの著者だったのか、すごくハイプを起こせる人だな…。
- Autodesk 123D CADがフリー? 123D Catch 写真から3Dモデルを起こせる、これすごいな…